脱サラの準備!準備期間にすべきこととは?

こんにちは、さいもーです。

 

前回は脱サラの時の手続きを中心にいろいろ実感したことを書きましたが、今回は脱サラの準備について書いていこうと思います。

 

 次の項でも触れますが、個人事業として起業するか、会社を設立するかという検討、どこで働くか、営業をどうするなど、様々な準備をすることがあるんですよね・・・。

 

そこで今回は、個人事業をする場合でも、会社を作って起業する場合でも、両方において大切な準備をまとめてみたいと思います。

 

  1. 既に自分に取引先があるかを考える
  2. 取引先がない場合、もっと拡大したい場合は、最初から営業活動・HP作成を行う
  3. 自分の強み・できることを洗い出してみる
  4. 身近な人の役に立ってみる

 上記の4点を軸に、脱サラの準備で大切なことをまとめてみたいと思います。

 

 

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1. 既に自分に取引先があるかを考える・取引先がある場合は契約書を作成する

自分が勤めていた会社から業務委託で仕事を受けられるかとか、友人や仕事相手の企業から仕事を受けられるかという点で、めどをつけておくことは大切です。

 

例えば、僕の場合は所属していた会社から、「Webサイトの管理代行業務・付随するSNSの管理」を受注することができました。

 

フルコミットという形ではないので、勤務時より報酬は下がりますが、稼働時間もその分少なくできる形で契約しました。

 

大切なのは、勤めていた会社でも、友人や他企業相手であっても、きちんと「業務委託契約書」を結ぶこと。

 

何かあったとき、契約書があるとないとでは大違いです。(メール上での仕事内容の連絡でも、一応は記録にはなりますが・・)

 

契約書を結ぶ形態は、紙(印紙代がかかりますが、一般的な業務委託契約書は200円です)か、クラウドサインなどの電子契約のwebサービスなどを活用して、きちんと契約書を作成しておきましょう。

 

ポイントとして、定めておきたいのは、

  • 1ヶ月の報酬をいつ振り込んでもらうか(僕の場合、当月締め・翌月末振り込みで、月初に請求書を送る形式でした)
  • 報酬額を1ヶ月いくらにするか
  • 業務内容をきちんと定義しておき、業務内容以外のことは別途契約、別料金をいただく(僕の場合であれば、Web作成とSNS更新はするけれども、それ以外のことをする場合は別ですよとはっきり書いておく)
  • 極力「委任」契約にする(請負契約にしない)

という点です。

 

他にもあげるといっぱいありますが、できるだけ先方が提示するひな形にするなり、自分で作るなりして、何らかの業務委託契約書をつくりましょう。

 

特に、請負ではなく「委任」契約にする、というのは大切です。

 

請負契約の場合、特定の業務の完成をもって、業務完了して報酬をもらえるという形なんですね。でも、委任契約であれば、契約した業務を継続する、業務完了を前提としない契約なので、請負契約より柔軟性があるんです。

 

もちろん、プログラム開発など業務が異なる場合で、納品を前提とする請負契約じゃなきゃだめ!って取引先もあるかもしれません。その場合は素直に従いましょう・・・。


2.取引先がない場合、もっと拡大したい場合は、最初から営業活動・HP作成を行う

取引先がまだ決まっていない場合(もしくはそもそも事業内容が決まっていない場合)でも、営業活動やホームページ作りは行うことをおすすめします。

 

ホームページは、無料や安価なWebサービス・ブログなどを活用として、屋号や会社名、できること、連絡先などをとりあえず提示、後から内容を充実させていけばいいのです。

 

また、営業活動や、これまで付き合いがあった先にハガキやメールなどを出すことも重要です

 

その際は、「これまでの感謝」と「自分が役に立てること」を盛り込むといいでしょう。

 

もちろんすぐには反応はないかもしれません。

 

ただ、まわりまわって、「あいつが独立したみたいだけど、これをお願いしてみる?」という感じで、思わぬルートから仕事の話が舞い込む可能性があります。

 

そして、大切なのは、「独立します、仕事をください」ではなく、「独立しましたが、あなたやあなたの会社にとって、お役に立てることはありますか?」というクライアントの目線に立つことです。

 

また、いろいろな会社を訪問したり、個人と会うことで、「こういうことで役に立てるかも」とか、「ぜひこれをお願いできない?」というチャンスが発生する可能性があります。

 

ただ、退職した後の自分は、看板のない一個人でしかありません。

 

もしかすると、在職時とは違った対応、冷たい対応を受けることもあるかもしれません。

 

ただそれも一つの、脱サラした人誰もが通る道と割り切っておいた方がいいかと思います。

 

3.自分の強み・できることを洗い出してみる

自分ができること、強みを、ぜひ見直してみてください。

加えて、自分が「これはない」「これはやりたくない」ということも書き出してみてください。

 

一番理想なのは、自分が苦もなくできて、しかもやりたいということです。

 

そういう強みがすぐに見つかれば素晴らしいです。

 

ただ、扱いに悩むのは、「やりたいけどできるかわからない」、「得意だしニーズもあるけどやりたくない」というジャンルです。

 

あくまで個人的な意見ですが、僕なら「得意だしニーズもあるけどやりたくない」というジャンルの方に対して、積極的に取り組みます。

 

自分がやりたくないということは、多くの人がやりたくないというジャンルである可能性もあります。

 

そのため、需要と供給で言う供給が少ない状況だと、多少高い値付けでも、必要とされるものであれば、受け入れてもらいやすくなる可能性があります。

 

脱サラをしているという立場上、まず毎月の売り上げが立たないことには何も始まらないのです。


4.身近な人の役に立ってみる

本当は脱サラする前に見つけておくのがいいのですが、「自分に何のビジネスができるかわからない」という場合は、まず身近な人の困り事を聞いたり、喜んでもらえることはなにかを探してみるというのも手ですよ。

 

例えば、自分がパソコンやスマホのトラブルに詳しいとします。

 

そこで、「パソコンやスマホで困ってることや困っている人っていない?」と、トラブルを抱えている人に対し、実際に会って解決をする、人の役に立つことで、直接お金を貰えることはなくても、間接的に人を紹介してくれたり、いろいろ話す中で、「これってビジネスの種にならないかな?」など、いろいろな発想が思いつく可能性があります。

 

機械以外でも、自分は「○○に詳しい」「○○ができる」など強みが見つかると、その強みが人の役に立つ上に、自分自身が人脈のハブになることもできるのです。

 

ビジネスでは、つながり、信頼が重要な生命線になります。

 

特に、リアルでのつながりは強いです。

 

ともかく、実務で忙しくなる前に、「人の役に立つ」行動をすることはけして無駄ではないので、ぜひ「人の役に立つ行動」にトライしてみてください。