会社設立を自分でしようとして失敗、結局うまくいかず・・・

こんにちは、さいもーです。

 

 

あの後、自分で会社を作ろうと思って、いろいろ調べたりしてみました。

ですが、結論からいうと断念しました・・・。

 

自分と同じような遠回りをする人がないよう、今回その教訓を書いておきたいと思います。

 

 

会社を自分で設立しようとして失敗したワケ

 

実際、途中まで自分でやろうとしてみて、「時間・手間(ストレス)と費用」を考えると、専門家に頼んだ方がいいと強く実感しました。

なんでそう感じたのかをまとめてみました。

 

○当初は自分で調べてみたけれど

最初、書店で「自分で会社が作れる本」みたいな書籍を買ってきて、本を見ながら手続きをやってみようとしました。

 

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けれど、書籍を読むと、わけのわからない言葉だらけ・・・。

「株式会社と合同会社、どっちがいいの?」

「募集設立とか発起設立とか専門用語多すぎ」

「なんでもWebでできる今の世の中で、手続きがアナログ・・・」

 

など、読んでるだけで、「疲れそうな手続きだな・・・」、と思いました。

 

何より大きいのは、平日の9時5時に時間を空けないと手続きができないということ。

普通に週5で働いていたら、有給をもらわないといけません。(それも数日)

 

会社設立の手続きをするためには、公証人役場(株式会社の場合のみ)、法務局(株式会社・合同会社問わず必要)と、平日の昼間にやりとりをしていく必要があります。

 

また、公証人役場に関しては、予約をして平日の決められた日時に行く必要がありますし、法務局も電話での相談はNGで、予約して相談する必要があります。

 

自分でやる場合でも、専門家に任せる場合でも手続きに必要な、印鑑証明って?

 

ちなみに、専門家にお任せする場合でも、自分でやる場合でも、会社設立の手続きには、「印鑑証明書」という書類が必須になります。これが意外と忘れがちですので、ちょっと書いておきます。

 

僕自身、最初「印鑑登録」ってなに?状態でした。


(ちなみに、印鑑登録というのは、区役所に「これが自分の『実印』という大事な取引で使う印鑑ですよー、というのを登録する手続きです。)

 

印鑑登録を行うと、「印鑑カード」というのがもらえて、はじめて印鑑登録を取得できます。

 

ちなみに、印鑑登録をしていて、マイナンバーカードを作っていれば、コンビニで印鑑証明も取れるのですが、マイナンバーカードを作っていませんでした。

 

また、実印は極端な話、100円ショップの印鑑でもできるのはできるのですが、それはあまりにもかっこ悪いので、ネットで印鑑ショップに注文し、作ってもらいました。(4、5日かかったかな・・・。)

 

ちゃんとした印鑑が届いたあと、平日有給をもらって、印鑑登録の手続きに行きましたよ・・・、区役所に。

 

ちなみに、印鑑証明を既に登録している場合でも、マイナンバーカードがない場合は、平日に市役所に行くか、土日も開いているサービスセンターに行く必要があったりと、いろいろと時間をとって動く必要があります。

 

(なお、専門家に任せる場合でも、印鑑証明書は自分で取る必要があります。)

 

結構僕らの年代だと、印鑑を持ってても、印鑑登録を住んでいる区にしていなかったりするケースがあるので、ちゃんと印鑑登録をして、印鑑カードはもらっているか、ちゃんと登録した実印と一致する印鑑はあるかを確かめておいたほうがいいですよ。

 

会社設立の流れをざっとみたが・・・手間がかかる


書籍を読みながら、会社をつくるために必要な手続きをいろいろ調べてみたのですが、正直自分でやるとむちゃくちゃ手間がかかります。

 

僕の場合は株式会社を作ろうということは既に決めていました。ただ、それ以外で決めることが想像以上にありました。

 

一応大まかな手順を書くと、

 

  1. 会社の資本金や所在地・事業内容・株式会社にするか、合同会社にするかなどを決める
  2. 会社の発起人会(実質僕だけだけど)を行い、会社の「定款」という決まりをつくる
  3. さきほど書いた印鑑証明書など、必要な書類を取得するとともに、会社の印鑑をつくる
  4. 作った定款を「公証人役場」に確認してもらう(僕はここで、直しの多さとこの後の手間を考えて、心折れました・・・)
  5. 公証人役場に定款を直してもらったあと、公証人役場に平日に行き、定款認証という手続きを行う
  6. 定款認証の手続きが終わった後、発起人代表者(つまり僕自身の口座)に、自分の名前で資本金を振り込む
  7. 資本金に関する各種書類をつくる
  8. 平日に、近くの法務局に、「電話予約」をして、事前相談に行く(ここでもいろいろ「補正」という名の指摘を受けたり、書類に不備があって最初からやり直しという人もいるみたいです・・・)
  9. 書類に不備がないことがわかれば、窓口で一定額(僕の場合は15万円ということでした)の収入印紙を貼って、「消印をせずに」提出
  10. 書類が受理され、問題がなければ、会社の存在を示す登記事項証明(全部事項証明)、印鑑カードを交付してもらう

 

というステップになります。

 

こうして文章にしてみると、「結構手間かかるね・・・」と思う人もいると思います。

 

おまけに、これはあくまで、「おおまかな手順」にすぎません。手順を正確に書こうとすると、「本一冊」書けます。

 

ついでにいうと、自分で全部やろうとしたら、十数時間から数十時間、確実にかかります・・・

 

会社設立を専門でやってくれる業者・専門家に任せると、実費として数万円から十数万円かかります。(会社によっては、一定期間の税務顧問契約を前提に、手続き費用を無料にしてくれる税理士法人・事務所などもあります。こういう、理由がある「無料」については、問題ないと思っています

 

業者・専門家に依頼すると、書類仕事を向こうがやってくれることに加え、会社設立時の定款に貼らないといけない印紙代4万円が無料になる、「電子定款認証」をしてくれます。電子定款認証を自分でやることは、カードリーダーを購入したり、専用ソフトを用意したりと手間がかかるので、専門家にやってもらった方が望ましいです。

 

おまけに、その他の手続き、また設立後の様々な手続きもまとめて受けてくれるので、会社設立からその後の手続きまで、まるごとお願いでき、自分は会社を成長させることに専念できます。

 

この労力や時間コストを考えると、最初から会社設立をしてくれる専門の人に頼んでおけばよかったな・・・、とけっこうもったいなく思っています。

 

結論は、「会社設立は、自分と合う専門家・業者に頼もう!」のひとことです。