こんにちは。さいもーです。
今回は、会社設立をお願いする上で、僕がどういうポイントでお願いするところを選んだかについて書きますね。
結論!できるだけ手続き自体はおまかせできるところを選ぼう!
まず、結論からいうと、「できるだけおまかせでき、信頼できるところを選ぼう」ということは言っておきたいと思います。
(ただ、「どういう会社にしたいか」という根本的なところだけは、おまかせでなく、「専門家とアイデアを話し合う中で決めていく」のがよいでしょう)
というのは、会社設立に関わる業者や専門家でも、
「特定の分野しかお任せできず、一部は自分で行わないといけないケース」
「会社設立そのもののお願いはできるが、それ以後のサポートがない」
「税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士など、いろいろな専門家とのネットワークが弱い」
というのでは、せっかくお願いしても、中途半端なところで終わってしまうからです。
そのため、会社設立を業者に依頼する上で、こんな点をポイントとして考えました。
・できるだけ、自社(事務所内)に専門家が多く存在しており、ワンストップでいろいろな手続きをしてくれる
・IT・新しいジャンルのビジネスに理解がある
・メールやビジネスチャットなど、連絡が取りやすい
・担当者と相性が合う、そして一生懸命ビジネスの成長について一緒に考えてくれる
・融資や補助金・助成金などの情報も多く有している
・業務をサービス業として捉えている
できるだけこのポイントに当てはまる事業者や事務所を探しました。
特に最後の、「業務をサービス業として捉えている」というのは意外と重要です。
というのは、会社設立を行う専門家のなかには、いかにも「先生」という感じの、知識はあるんだろうけどちょっと相談しにくい・・・という感じの方もいると聞いていたからです。
そのため、
「業務をサービス業として捉えている」
「顧客と同じ目線に立って、わかりやすく説明してくれる」
「利用できるサービス・補助金・助成金・融資制度を教えてくれたり、必要な手続きがあれば事前に教えてくれる」
という、顧客目線に立ったところを探しました。
僕の中の 条件をクリアしている会社の共感した記事↓↓
また、会社設立だけでなく、その後の税務、そして今後の労務も含めてお願いできることや、各種手続き漏れをないようにしたいことを考えており、できるだけワンストップ、つまり一カ所でサービスを提供してくれるかも重要なポイントと考えていました。
確かに、専門家から別の専門家を紹介してもらい、そこに行くのもいいのですが、できれば最初に頼んだところで全部やってくれた方が、一から説明する必要もなくスムースですよね。
ワンストップで手続きを行える専門家・代行業者の場合、税務や会計の手続き、また人を雇う場合は社会保険労務の手続き、許認可・登録・届出などが必要な場合は諸手続も一緒にやってくれるので、非常に負担が少ないです。(もちろん、別途動いてもらうわけなので、費用はかかりますが)
結局、専門家に頼んだ場合はどうだったのか?
では、専門家に頼んだ場合ですが、最近は会社設立専門の会社や、税理士事務所、司法書士・行政書士の事務所などいろいろあります。
その中で僕は、税理士事務所に依頼したわけですが、僕がしたことは、大きく言うとこれだけです。
- 専門のスタッフと、どのような会社を作りたいかを話し合い、各種書類をつくってもらう
- 印鑑を代わりに発注してもらう
- 発注した印鑑を受け取り、各種書類の案を確認、漏れや名前の間違いがないかチェック、問題なければスタッフの指示通りに押印
- 区役所で取得した印鑑証明書を渡す
- 公証人役場での手続きは代わりにやってもらい、公証人役場での手続き終了後、資本金を自分の口座に振り込む
- 口座の振り込み部分のコピーを渡し、同時に法務局に提出する書類を確認、ハンコを指示通りに押していく
というわけで、ほとんどの書類作成・手続きは、依頼した業者の方でやってくれました。
さらに、意外と面倒な会社設立後の税務署・都への税務の手続きも、行ってくれました。
実質的にやったこととしては、
- どんな会社の形にしたいかを考え、ヒアリングシートと、自分なりの簡単な事業内容をまとめる
- 事務所の初回訪問で、ヒアリングシートをたたき台にし、よりよい会社の方向性、形などを決め、それ以後はメールとビジネスチャットでの連絡
- 自分の印鑑をつくり、印鑑証明を取りに行く手間
だけだったので、自分で全部やることと比べたら、10分の1以下の労力と時間で会社が作れたんじゃないかな、というくらい楽でした。
その分、初回訪問の時は緊張したし、「会社の形態やあり方」など、会社の心臓部と言える部分に関する話をとことんしたので、マジエネルギー使いました・・・。(応えてくれた担当者さん、ありがとう!)
でも、この初回訪問がとても大事なんです。
会社設立を代行してくれる事務所や会社って、自分と担当者のフィーリングが合うか、自分のやろうとしているビジネスに理解があるかが大切になってきます。
自分のビジネスを理解してくれる業者・専門家か?
地方で起業した友人とこの前電話で話していたとき、こんなことを嘆いていました。
「うちも専門家の人にお願いしているけどよー、IT分野全般に弱いのよ。例えば、ドローンを活用して・・って話をしたら、『ドローンって何ですか?』って真顔で聞かれたもん。
いまどきドローンでさえこれだから、ARとかVRとかブロックチェーンの話なんて、1から10まで全て説明しないといけないだろうね。
あと、ドローンも大きさや飛ばす場所によっては空港通して国土交通省に許可を出さないといけないんだよ。そういうこともこちらが説明しないといけないし、向こうが先回りして、必要な手続きに気づいてくれないって結構面倒だぜ。」
都市でも地方でも、担当する専門家やスタッフの知識により、わかること、できることが異なってくるのは仕方ないかもしれません。でも、自分が会社設立をお願いする立場であれば、場所を問わず、最新のビジネスへの理解・各種知識のアップデートがあることは必須だと思っています。
いろいろポイントを挙げてきましたが、多くのケースの場合、専門家とは会社設立後も付き合うことになるので、ぜひ自分に適した専門家を探してみるといいですよ。