さいもーの脱サラしてサラリーマンが会社設立 挑戦日記について

このブログをご覧いただきありがとうございます。

 

作者のさいもーと申します。

 

僕がこのブログを始めたわけ

 

プロフィールの方でも触れましたが、なぜこのブログを作成したのかというと、脱サラ、会社設立をしていく時点で、僕自身が様々な課題、壁にぶつかり、いろいろ悩んだりもしたわけです。

 

それに、脱サラ・起業や会社運営は、知っていないといけないこと、知っているだけで大きく違うことがたくさん存在します。

 

僕が先輩経営者や、専門家から学ばせていただいたことだけでも、

 

  • 脱サラ・会社設立の注意点
  • 脱サラのメリット・デメリット
  • 脱サラ・会社設立を支える様々な制度
  • 注意すべき税金・社会保険・年金の問題

 

と、脱サラから会社設立、運営スタートまでだけでも、知っておくべきこと(そして専門家に任せた方がいいこと)が山ほどあります。

 

独立すると、バックオフィスも自分で全部自分でしないといけません。こういうときも、各分野の専門家のサポートや、外部サービスの利用など、外の力に頼らないと大変なことが多発します。

 

もちろん、資金繰りや融資など、会社員の状態では心配する必要がなかった、お金の問題というのも多く降りかかってきます。

 

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脱サラは、全部自分で決められる反面、責任も全部自分に降りかかってくる

 

脱サラ、会社設立というのは、自由さが極めて大きいところがある一方、「責任」というのも相当大きいです。会社員の立場での「責任」とはまた違った形で、リアルに自分の生活・存在などに関わる形で「責任」というのが降りかかってくるのも、脱サラのリアルなところです・・・・。

 

また、会社勤めの場合は、間違っていたら「これ違うぞ!」とかとか指摘してくれる人がいたりしますし、判断に迷うことは上司に相談すれば、上司が指示を出してくれます。

 

でも、脱サラし起業している場合は、どんな判断でも、自分の責任で行わないといけません。

 

また、ぶっちゃけていうと、独立するといいお誘いだけでなく、怪しい、応じない方がいいお誘いや営業などもたくさんきます。)ネットワークビジネス・代理店ビジネス・フランチャイズ・投資などですね。あと、事業やるから投資して、お金貸してとか)

 

事業が儲かり始めたり、伸び始めるとその傾向が躊躇になります。

 

せっかく「このブログについて」という記事まで読んでくださっているので、この件も含め、僕が聞いたこともふくめ、参考になりそうなことを書いていきます。

 

儲け話には、ともかく注意してかかろう

 

まず、さっきの「儲かってくるとやってくる」怪しい案件やお金を貸してくれ案件ですが、先輩経営者や友人から受けたアドバイスを元に、下記の基準で対応しています。

 

  • 自分が理解できない要素がある分野には乗らない。
  • 自分の心に少しでも引っかかりがあるお誘いには関わらない
  • ネットワークビジネス・マルチまがい商法に誘ってくる人は、どんな人であっても縁を切る
  • 年利十数%~20%というあり得ない高金利を出されたら、「ポンジ・スキーム(いわゆるネズミ講)だと思って、これも断る
  • 海外投資・海外にパイプがあるなど、外国が絡む分野には特に警戒する
  • お金は貸さない。正常な状態なら、金融機関・日本政策金融公庫などから資金を借り入れできるはずなので、個人に借入を頼んでくることは、完全にヤバい証拠
  • 恩があってどうしても救いたい理由があれば、(それが本当であるかを確認する意味でも)、お金を貸すのではなく、救える方法探しを手伝う。その救いを求めた理由が嘘なら、その人とは一生縁を切る。

 

ビジネスと友情は分けて考えましょう。

 

仕事仲間は仕事仲間であって、結果として仲良くなることはあっても、友達となあなあでビジネスをするのは、どうかと思います。もし友達と何かすることになった場合であっても、最低、仕事の上では上下・指揮系統は明確にしましょう。

 

また、仲の良い友達からの美味しそうな情報でも気をつけましょう。

 

友達がだまされている、もしくはだましにかかってくるケースもあり得るからです。

 

僕の場合、穏やかそうに見えるからか、よくカモに思われ、狙われることがあります・・・。(経営者として隙を見せてしまっているということでもあり、そこはまずいなと思っていますが)

 

商売で、とっつきやすそう、親しみやすそうと言うのはある意味アドバンテージでもありますが、時にいい人に見られているばかりに、だまそうとしてくる人もいます。

 

ビジネスと詐欺の境の立証は難しい、だからこそ最初の精査が大事

 

これは友人から聞いた話ですが、詐欺の立証というのは非常に難しく、裁判をしても数年以上かかり、相手方に資産がなくて、取り戻せないというケースも相当あるそうです。

 

また、詐欺の相手方が支払わない場合、裁判所の力を使って「強制執行」をかけるということもできますが、取り戻す側にも費用がかかりますし、相手にお金・仕事がなければそれもできません。

 

ですので、会社経営・個人事業主の場合は、特にいろんな方面から甘い話がきますので、脇を締めて、変な話には毅然とした対応と、その人との関係断ちを行うようにして、甘い顔を見せない方がいいでしょう。

 

八方美人で、全方面にいい顔をするのはやめよう

 

ことビジネスに関しては、「八方美人」という考え方は避けた方が望ましいです。

 

サラリーマンの時は、バックオフィスの人たちが、取引相手の信用状況、反社会的勢力との関与がないかなどの信用状況、バックグラウンドチェックなどを行ってくれましたが、自分だけという立場の場合、いかに一見いい人そうに見えても、実は・・・ということもゼロではありません。

 

ですので、疑わしきは断る(特に儲け話系)、取引相手がきちんとした事業者かチェックするなどの用心さは必要です。

 

特に、一度反社会的勢力と関わってしまうと、その後も不当な要求をされたり、自身が反社会的勢力の協力者や関与者などとして扱われてしまう恐れも、ゼロではありません。

 

ですので、「まっとうな企業・人とビジネスをしていく」「その場でいい顔をしようと、流されない」「お金・仕事についてはどんな親しい仲であっても、あくまでビジネスとしてきちんと割り切り、理不尽な要求は断る」など、トラブルや不当要求、無理なお願いに対し、毅然として対応することが大事です。

 

きちんと頑張っていれば、人に助けられることもある

 

最初からこういうことを書くと、ビジネスでは「人を信用しない」という前提で取り組むのか、という印象を与えてしまいそうですが、けしてそうではありません。

 

自分が頑張っている、人の役に立つ、努力する姿を見せたり、発信していくことで、不思議と助けてくれる人が現れてくれることもあります。

 

よく例えられることですが、働くとは、にんべんと「動く」という言葉で構成されています。

 

人が動くことでビジネスが発生しますし、人の不便を解消したり、便利を作ったり、欲しいものをつくることが、仕事につながるのです。

 

リアルであっても、ネットであっても、その先にいるのは、「人」です。

 

生身の人間で、自分と同じように、お金のことに悩んだり、体調の事に悩んだり、人間関係のことに悩んだり、あるいは何かがほしかったり・・・、とデジタルの先であっても、そこには人がいるのです。

 

リアルなりデジタルなり、「働く」ということを通して人の役に立つことで、「人」が「動」きます。

 

リアルビジネスでも、ITでも、人と会い、現場に飛び込むことは大事

 

そして、デジタルのビジネスであっても、できれば現場に飛び込んだり、仕事相手といろいろな話ができるような関係構築ができると望ましいでしょう。

 

本当は、根性論とかは語りたくないですが、楽天市場の三木谷社長は、楽天市場創業当初、何足もの靴を履きつぶすくらい、徹底的にどぶ板営業に徹し、顧客開拓をして回っていました。

 

現在のテック業界も、現場を体感し、エンドユーザーと一緒に悩み、作ることが大事

 

現在も○○テック、例えばfintech(金融),Govtech(公共サービス),Agritech(農業),

Contech(建設業)、Legaltech(法律・法務)など、様々な現場がITを通して革新されようとしていますが、全てにおいて求められるのは、エンドユーザーが使いやすいシステムです。

 

いくら精度が高く、高性能なサービス・技術であっても、利用する一般のユーザーにとって、

  • 高くて割に合わない
  • 学習コストがかかる
  • いままでのやり方の方が楽
  • 使いにくい

では、意味がないといえます。

 

たとえば、Contech(Fintechも絡みますが)サービスを展開する、株式会社助太刀は、「建設現場で職人が確保できない、今働ける人を探したい」というニーズに応える事業を展開していますが、代表取締役の方は、建設現場の職人として経験を積んでいたため、「建設業で何が求められるか」というのを、身をもって体感しています。

 

「現場に今日この人がいないと!」というニーズを解決したり、そこからさらに、建設業の一人親方などのための先払いサービスの展開(職人は先払いで工事費を受け取れ、依頼側は通常の翌々月払いのサイクルで支払いができる)など、現場で働いた経験・ああいうサービスがあるといいなという実感、またCMに、職人の人が好きそうな「見た目はいかついが、情に厚く、兄貴分的キャラクターのサンドウィッチマンを起用する」など、サービスの展開が現場・テック業界の両方の側面を理解しながら展開されているわけです。

 

他のどの分野であっても、ビジネスの相手を理解することは不可欠で、時には現場に飛び込んだり、お酒を飲みながらぶっちゃけ話とか、「悩みない?」っていう話をしてみてもいいわけです。

 

というわけで、結構余談も挟みましたが、「ある意味でスマートに、でも、やるときは泥臭く、がんばっていこう!」と思っている次第です。